【おもに2018年】東京ぽっかりスポットを中心とした記録

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行政に参加させられる狛犬


街並みは変わっていくのが常ですが、オリンピックが行われるとなると変化の速度は加速します。そして、いわゆる“うさんくささ”も排除されて、同じような風景が多くなっていきますね。

 

東京は基本的に工事が多い印象ですけど、最近はオリンピックの影響なのかもとからなのか、工事現場を見ない日はありません。

 

その現場では、いっとき更地になった状態を見られる場合があります。

建物ミッチミチ状態が一瞬解放されるときで、ポッカリ空いた絵面を見られるなかなかレアなタイミングです。

 

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浅草・浅草神社。狛犬2匹とも・・・

ポッカリ更地になる前の工事現場では、建物の断面図に出会います。

 

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この建物はもともとお店で、お客さんに見えなかったバックヤードを見られた瞬間でした。

 

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建物の断面図は、食べ物の断面図と違って切なさがあります。

 

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公園の工事では、かつて子どもと遊んでいたパンダの遊具が待機。

ホラー映画の残忍な場面で、あえてクラシックや子どものおもちゃの電子音が流れるときのような演出をなぜか彷彿とさせます。

 

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飲食店だったお店をこれから解体せんとする現場に入ってみたことがありました。

 

お店の設備やモノは、引っ越しするときのようにすべて撤去されているのかと思いきや、ほぼそのまま。

 

大きい冷蔵庫も、テーブルも、イスも、食器もそのままの状態で解体が始まろうとしています。

 

最初は現場の人に「お前は誰だ!」と言われましたが、ほんとにこんなときって誰って答えればいいんでしょうね。アイデンティティが揺らぎます。いや、まったく揺らぎませんでしたけど何て答えるのがベストなんでしょう。

 

ともあれ「持って行きたいものがあれば、どれでも持って行っていいよ」「この椅子なんかいいと思う」などと言ってくれ、業務用冷蔵庫に興味が出たものの、どれも使わないので手ぶらで引き上げました。

 

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その飲食店は、すでに十数年空き店舗だったそうです。

 

でも案外建物の中は朽ちておらず、またもっとおどろおどろしくなっているのかと思ったけど1週間前まで稼働してたんじゃないかくらい不衛生さもなく、意外。

 

建物いえど生き物みたいなもんですから、人が出入りしないとダメになるかと思っていましたが案外大丈夫なのでしょうか、それとも定期的に持ち主が空気を入れ替えたり、店内を整理したりしてたのでしょうか。

 

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 ↑これは東京駅近くの土地で、ここに建物が建ったらもう何か大きなことがない限り、数十年はこんな光景見られないでしょう。

 

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私が東京に出てきた頃はすでに、23区内では空き地を見た覚えがないのですが、昔はもちろんあったんですよね。椎名誠の本で、記憶があやふやですが新宿の西口だったでしょうか、そこは原っぱだったという記述があったのを思い出します。

 

今は一時的に空き地になってるところがあっても、紐やフェンスで囲まれていて入れないようになってますね。

 

ちょっと空き地でのんびりさせて欲しいですけど、これから何かが建つのだからそうはいきません。そもそもフェンスなどで囲んでおかないと、不法投棄などされてますし・・

 

とはいえ、東京でのんびりしたいと思うとお店に入る、もしくは公園の2択しかないので謎の空き地や謎のスペースなどがあったらのんびりした気持ちになれるのに・・せめて更地になったタイミングで公共に解放して欲しい・・

 

と思いつつ、もしも自分が東京に土地を持っていたらやはりお金に換えたいですからホテルやアパートや駐車場にしたり、売ったるするでしょう。あー地主になりたい地主になりたい。

 

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これはぽっかりスポットができたことにより、露わになった隣の建物。

植物、重いんですね。

 

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きれいで、まともな建物や街は居心地がそんなよくありません。

 

体感として、現在の政治家の年代の方たちは「新しいものはよい、古いものはダサい」としている世代な気がします。

 

私は戦争もなく平和で物も充分にある時代に生まれたミレニアル世代だからなのでしょうか、古いものがなくなっていくのが「もったいない」と感じます。

オリンピックが決まったときに、ということは街がどんどんまともになるであろう、と少なからず胸がチクリとしたがもうあっという間に来年2020年なんですね。

 


柴田聡子 - ぼくめつ

「オリンピックなんてなくなればいいのに」
 

日本で暮らしていると、たまに息苦しさや窮屈さを勝手に感じてしまうことがあります。

 

これは私が日本人なので、世間の暗黙のルールを知っているから、感じるから、それに縛られてるからなのかどうかは不明です。

私が居心地がいいと感じる国でも、もしかしたら現地の人たちは同じように見えないルールで圧を感じてるかもしれません。

 

でも街がのんびりしてて、働いていない人がウロウロしてたり、野良犬や野良ウシがいたり、公共の乗り物や人々が時間にルーズだったりと、多少のうさんくささがあれば息苦しさは軽減される気がしないでもないような。

 

とりあえずダラけてたい、っていう話ですね、これ。

 

 

おしまい