ドキュメンタルシーズン5 優勝するのは誰なのかを見届けるタイプの番組ではない

「ドキュメンタル」シーズン5の最終話を見ました。

 

f:id:shimakumasan:20180521104639j:plain ドキュメンタル公式twitterより引用

 

M-1などほかの番組では優勝者が誰になるのかが気になるし、そこが大事なところでもありますが、「ドキュメンタル」では不思議と誰が優勝するかはあまり気にならないし、何ならどうでもいいと思う特殊な番組です。見どころが別にある。

 

最終話を中心としたシーズン5の感想です。

 

まっちゃんは早く決着つけるつもりだったのか

シーズン5は、まっちゃんの判定が厳しめの印象を皆さん持ちませんでしたか?

 

前回までだったらイエローカードどまりだろうな、というような笑いもオレンジカードだったりと容赦なく厳しめでした。今回は趣向を変えて、だらけさせない、緊張感を持たせる、早めに決着をつけさせるつもりだったのかなと思いました。

 

シーズン初めで「開始後10分くらいでみんなわーっと笑って、終わり、っていうパターンも出てくることとかもこれからあったりしてね」というような旨のことを言っていましたしね。

 

最後30分ゾンビ祭りになったとき

最後の30分、ハリウッドザコシシショウだけになってゾンビ待ちになりました。

 

そのとき、あれっ、どうするんだろうと思ったんです。

というのも、ザコシさんは攻撃型だったので、ゾンビ待ちということは、攻撃をしないということ。攻撃ナシのザコシさんが想像できなかったので、肩すかしというか一瞬変な気持ちに。

 

ゾンビが来る前にザコシさんが、もう誰もいないのにちょっとしたギャグやってたのがよかったです。

視聴者のため、という感じではないでしょう。手持ち無沙汰だったのか、ソワソワするのを鎮めるためなのか、はたまた何となくかもしれませんが。なんか、よかった。

 

にしても、笑いを耐えるだけって大変そう。 

 

 さて後半戦は、下ネタになったのか?

さて、第二話まで見た時の感想として、これまでのシーズンでは後半になるにつれてどんどんえぐい下ネタになるので、今回はどうなんだろうと気になっていました。

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最終話以前の放送回でも、いわゆる下ネタはありました。が、それらは自分の中では、そんなに下ネタに入る部類ではなかったです。モザイクかかりまくってましたけど、でも下ネタに入らない。

 

シーズン5が今のところ一番楽しめたのは、下ネタ頼りが少なかったのも要因のひとつでしょう。

 

ただ、残すところ30分、ゾンビタイムのみの時は、ゴリゴリの下ネタが長時間でした。ご飯食べながら見てしまったので、見る時間調整すればよかった。

 

自分が女ということが関係しているのか、あの手の下ネタにはあまり面白さを感じないため推測になりますが、ゾンビタイムで下ネタが長かったことでわかったのは、短時間でパッと笑わすには下ネタが有効ということです。

 

時間が限られている中で「さあ、あの人を笑わせてきなさい」と言われたら、下ネタが強烈だし、びっくりするし、体も使えるし、即効性があるし、ということなのでしょう。

 

会話の流れで笑わすのではなく「誰かを本気で笑わせろ」と言われたら、言葉だけじゃ無理な気がします。例えば赤ちゃんや、言葉がわかる子どもの場合でも、彼らを笑わせたいときは、反射的に体も使いますよね。体の妙な動きと変な顔を組み合わせたり。

 

そんな感じで、瞬発力系の笑わせ方となると体も組み合わせたくなる。対大人の場合で変な顔以外でやるとしたら、言葉だけじゃなく体も使える「身体的な」下ネタになるのでしょう。

  

 

ケンコバとザコシのやりとりに

全然知らなかったのですが、ケンコバさんとザコシさんは25年来の友人なのですね。

ケンドーコバヤシ×ハリウッドザコシショウが語る「ドキュメンタル」シーズン5特集 (1/2) - お笑いナタリー 特集・インタビュー

 

 ゾンビとしてケンコバさんが一人で出てきた時「お前何で笑わねーんだよ、普段ゲラじゃねえか」とやって来る場面がありました。特別、芸をしにきたわけじゃなく、二人で少々体も使いつつのやりとりをしていました。

 

この場面、なぜかジーンときました。お笑い番組だし、面白いし、下ネタも満載なのにジーンときた。

 

インタビューを読んで、それまで自分は知らなかったのに、彼らの若手時代からを知ってるような気持ちになって彼らの歴史に思いを馳せ(何も知らない)、自分の中で色々物語を一瞬で作り上げたのでしょうね。まさかの感情が動きました。

 

 

かまいたちの山内が好きになった

さて、ドキュメンタルを見ていると好きな芸人さんが増えます。

シーズン5では、今まで何の感情も持っていなかったのですが、かまいたちの山内さんが好きになりました。

 

シーズン5の参加芸人さんはこちら。

 

f:id:shimakumasan:20180521121152p:plain(公式twitterより)

 

あんなメンバーの中で恐縮せずによくあんなにたくさん仕掛けられたなあということ、それが面白かったこと。びっくりさせてくれたこと。

 

そして闇雲にやってるのではなく、ちゃんと考えて色々出してきていたし、あと笑いやすいのを知って好きになりました。

 

すぐ笑ってしまう人のことを「ゲラ」というのだとドキュメンタルで初めて知ったのですが、誰かが「ゲラ」だと知ると一気に好きになります。

 

千原ジュニアも、ゲラなのがわかって、以前より好感を持つようになりました。

 

これまでのドキュメンタルで飛躍的に好きになったのが千鳥、の特にノブさん。それまで彼に対して何の感情も持っていなく、なんなら何でこんなにテレビ最近出てるのかな、と思ってたくらいでしたが、ツッコミが面白かったり、笑いを我慢する様を見ていたら好きになって、テレビで積極的に見ていたくなりました。カーン!!

 

 

誰が優勝するかを見てるわけじゃない

 シーズン5は「誰も文句ないですね」と納得の結果のザコシさんが優勝でした。面白かったですよね。いわゆる芸をするだけじゃなくて、子どもの名前のくだりなど普通の会話の中でもぶっこんできたり、たくさんザコシさん案件で笑いました。

 

でもこの番組を見てると、誰が優勝するのかが気になるから見てるわけじゃないんですよね。

 

単純に面白いから見るわけですが、その面白いを分解してみると、笑えるから、どんな芸をするのか見たいから、人が笑いをこらえるのを見たいから(笑いをこらえるのをみるのは面白い)、驚かせてくれるから。

色々ありますけど、人間が何に対して“面白い”と思うのかとか、偶然が起こるところとか、人間て興味深い、と思える面白さもあります。

 

シーズン5なので初期のシーズンと比べると、芸人さんもどういう番組かがわかってきているし、番組側も進化していってるし、シーズン5の参加芸人さんに加えて以上の点も相まって、自分の中ではこれまでで一番楽しめました。

 

 

 

おしまい 

 

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