定年後の夫にイライラが止まらない! 平常心を取り戻す5つの方法

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定年後の夫が家にいて、イライラが募っていませんか?

 

定年後 』(楠木 新著/中公新書)の中で、定年夫に我慢ならない妻を取材した話が書かれています。そしてインターネットで調べても、定年夫が邪魔、イライラするといった話がどっさり出てきます。

 

定年後一緒に過ごすのを楽しみにしていた夫婦ですら、いざ夫の定年後を迎えると妻は心穏やかではなくなるパターンもあるのです。

 

今回は、定年後の夫にイライラを募らせる理由と、穏やかな心を取り戻して生活するための方法をご紹介します。

 

 

定年後の夫にイライラする理由

 

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今までの働きに感謝していても、それとこれとは別。

やっぱりイライラしてしまう・・! その主な理由とは。

 

家にいるのに家事をしない

妻が家事をするのが当然だと思っていて、ずっと家にいるのに家事を何もしない。最近60代の義母は、夫に「ご飯が自動的に出てくるものだと思わないでください」と伝えているそう。

 

家事をする夫が増えましたが、それは若い世代の話。昭和の男は、自分が家事をしないことに疑問すら持っていません。

 

お昼ご飯を作らなくてはいけない

一人のときはさっと済ませていたお昼ご飯。でも定年退職した夫が今は家にいるから、ちゃんと作らなくちゃいけない・・・。

 

たとえ外に出かけていても、夫が家にいると思うと何かしら気になってしまう。

気になってしまうのが、今まで家庭を支えてきた妻なのです。

 

家事のやり方が違う

頼むと少しは家事をやってくれるようになった夫。

でも、やり方が違う・・・! 40年近く妻は家事を担い、試行錯誤し、最適な方法を確立しています。

 

洗剤が残ってる、洗った食器をそんな風に重ねたら乾きにくい、洗濯物を干す時のシワの伸ばし方はそうじゃない、などなど、気になる! でも文句を言うと家事を手伝わなくなるか、ケンカになるかだし・・・・。と心に葛藤を秘めてイライラ。

 

夫がイライラしている

些細なことでイライラし、怒る夫。今までずっと働いていたのだからと我慢してるけど、毎日顔を合わせるから我慢も限界に近づいてきた・・・。

 

もともと怒りやすい夫に多いです。今までは仕事であまり家にいなかったのでなんとかやってこれました。定年すると圧倒的に同じ空間にいることが増えますから、厳しいですよね。イライラは伝染するものですから。

 

何にでも口出ししてくる

出かけようとすれば「誰とどこに行くのか」「何時に帰ってくるのか」。友人との電話を切れば「電話が長い」。外出して夜帰宅すれば「こんな遅くまでどこほっつき歩いてたんだ」って夫が仕事していた頃には家に帰ってなかった時間なのに。

 

監視されているようで息苦しい、自由を感じられないですよね。リラックスできる場所のはずの家が、窮屈になってしまいます。

 

管理職のように振るまう

管理職だった夫が、定年後になったら家で管理職のようになった。家の重要事項を相談なしに決定、意見すればいつまでもネチネチと文句、働いていた時には興味を示さなかった家事に対しても口出し。

 

自分が偉いと思い込んでいます。会社では管理職だったとしても、地域や家庭では通用しません。「一体何様なの?」言いたいけど管理職ですから説教されるのは目に見えているので、鬱憤がたまっていきます。

 

 

夫は定年退職前後のギャップにとまどっている
 

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とはいえ、夫も好きで妻をイラつかせているわけではありません。

 

夫は約40年間朝7時の電車に乗って、残業して、飲んで、夜10時過ぎに帰宅といった生活を続けてきました。しかし退職した途端、ぽっかりと予定が空く。

 

一体どうやって過ごしていいかわからないのです。仕事に邁進してきたから、これといった趣味もない。人間関係も仕事中心に構築していたから、退職したが最後、人間関係も遠のき、おいそれと誰かと遊びに行けるわけではないのです。

 

まだ夫もとまどっている最中。 しばらくは見守りたいものです。

 

 

主人在宅ストレス症候群は避けたい

 

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 と、夫のフォローをしつつも「主人在宅ストレス症候群」という病気があります。

 

これは夫の在宅によるストレスが主な原因で、主婦に発症するさまざまな疾患のこと。

 

心身症の一種で、発症の仕方には個人差があります。ある人はうつ状態、またある人は高血圧や喘息、十二指腸潰瘍など症状はさまざまです。

 

『定年後』からの引用になりますが、

ある主婦の方は検査では身体的には問題がなかったものの、末梢神経過敏症、十二指腸潰瘍(心身症)、うつ状態と診断されました。退職前は自由気ままにできたが、退職後は夫が家にいるし、話は聞いてくれない、食事も毎回作らなければならず、もうたまらなかったそう。

 

医師の指示で妻は外出して気分を発散、夫には話を聞くように忠告。妻は外で趣味に興じていたら夫は怒るかとヒヤヒヤ。しかし夫は怒ることはありませんでした。すると病状は改善、治療開始から半年で症状はほとんど消失したそうです。

 

このように、我慢に我慢を重ねた結果、重い病気を発症してしまうことがあり得るということは、念頭に置いておくべきでしょう。

 

 

穏やかな心を取り戻す方法

 

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夫もとまどっている、けれど我慢は病気の元になります。あなたが病気になってしまったら、元も子もありません。

 

そこで、イライラを発散させる5つの方法をご紹介します。

 

気持ちを理性的に伝える

言いたいことを我慢していると体に蓄積されてしまいます。

とはいえすべて感情的にぶちまけても、いいことはありません。

 

「ヒステリーを起こしてる」と思われ、話の内容は聞いてもらえず、何より妻の気持ちが穏やかにはなりません。夫のタイプによってはさらにイライラが増幅することもあります。

 

イライラしていたら、深呼吸をして一旦冷静になりましょう。そして仕事相手と交渉するくらいのつもりで、理路整然と理性的に夫に伝えます。

・現在の生活の問題点

・妻が穏やかでないと、夫に起こる不利なことは何か

・解決策の提示

などを淡々と伝えましょう。

「私はこんなに辛い」を訴えるよりも「夫とより楽しく生活するために、必要なこと」を話す方が夫は話を聞いてくれます。

 

ノートに気持ちを書きなぐる

と言いつつも、夫に冷静に伝えられない場合もありますよね。伝えたら相手をズタボロに傷つける内容もありますし、そもそも夫によっては何を言っても聞かないタイプも存在します。

 

相手に伝えられない場合は、ノートにペンで思いっきり気持ちを書きましょう。

 

めちゃくちゃに書いて構いません。文字の大きさだって、どんな汚い言葉だって、縦でも横でもどのように書いてOKです。

 

言葉にできなくても、心のモヤモヤをペンを伝って外に出すかのようにグシャグシャと線やら何やら好きなように書いてください。

 

かなりスッキリします。環境が許すなら、燃やすとベストです。

書いたノートは取って置かずに、ゴミの日に捨ててしまいましょう。ネガティブな気持ちが詰まったノートを家に置いておくと精神衛生上良くありません。

 

ノートに書くことで自分を保てた

私は実家に住んでいた頃、母が「自分はものすごく不幸でつらい」となっていた時期がありました。イライラしていたので、こちらにも伝わるんですね。イライラのエネルギーが強いというか。「どれだけ辛いか」なども話されると、自分とは全く関係ない内容にもかかわらず、なかなかダメージがあります。

 

言い返したいことは山ほどあったのですが、「不幸だ」と思っている人に正論を言い返しても傷つけるだけです。ものすごく言いたかったのですが、腹の中にためていました。でもこのままじゃ自分が潰れちゃうと思い、腹の中にためていたものをノートに文字として吐き出すことで自分を保っていました。

頭や腹の中でモヤモヤと絡まっていたものがほどけていく感じになりますよ!

 

不満をお金にかえる

不満買取センター」というサービスがあります。名前の通り、不満を買い取ってくれるんです。

 

先述の「ノートに気持ちを書きなぐる」をインターネット上に移すイメージですね。しかもお金になるという。

嘘みたいな話ですが、投稿された不満を元に企業がサービスや商品の改善に役立てるため、お金としてユーザーに還元されるわけです。

 

私も使用していますが、不満によってもらえるポイントが違います(不満がポイントになり、ポイントが溜まったらamazonギフトカード(お金)になる仕組み)。

 

夫への不満を投稿、ついでに家の炊飯器に小さな不満があったのでそれも投稿。すると夫への不満は1ポイント(笑)、炊飯器は9ポイントになりました。

 

関連記事:【愚痴りたい】不満買取センターで不満を売ってみた。高く買い取られるコツは?

 

夫へのイライラ時間が減る副作用が

この経験によって、意外なうれしい副作用がありました。

 

以前は夫にイライラしたら、その後もイライラを引きずっていたんですね。

 

最近は不満買取センター への投稿を考えるために、世の中や商品で「こうなったらいいのに」って何があるかなあ思考する時間が増えたので、夫へのイライラ時間が減ったのです。

 

夫にイライラしているよりはお小遣い稼ぎした方が精神的に健康でいられるし、何よりお得ですからね(笑)。

  

夫に部屋を与える

顔を合わせる時間が長いから、イライラも増えます。状況が許せば、夫に部屋を与えましょう。

 

『定年後』では、単身赴任の生活から戻ると家がリフォームされており、玄関のそばの横が夫の部屋になっていた夫の例が紹介されていました。下手すると家族と顔を合わせない日もあるそうです。リビングで顔を合わせないための妻の作戦ですね。

 

これは極端な例になりますが、夫と顔を合わせたくない度合によっては、部屋を与えるのを検討してもよいでしょう。

 

夫に趣味を持ってもらう

没頭できる趣味があれば、意識が趣味に注がれるため、妻は口うるさく言われることはぐっと減るでしょう。

→関連記事:【実益を兼ねた趣味8選】定年後に趣味がないと悲惨? 場を広げてイキイキ過ごすために

 

とはいえ「趣味」を夫が定年後すぐに持つのは正直難しいものです。

昨日まで毎日会社勤めだった人間で、いきなり趣味三昧、悠々自適に過ごせるのは少数派です。

 

そして「趣味を持てば」と周りがアドバイスしたところで、何の効力もないですよね。

物事は、本人が「自発的に」やりたいと思わなければ行動も起こさないし、起こしたところで継続はしません。

 

ですがあなたは妻です。夫を「自発的に、俺がしたいと思ったから趣味を始めた」と「思いこませる」のは得意ではないでしょうか?

 

実際に体験してもらうと効果大

私の場合、趣味が趣味になったきっかけを思い起こすと「本を読んでいて、興味を持った」「実際に目で見たら自分もやりたくなった」「偶然その場に居合わせて楽しかったので趣味になった」とすべて疑似体験(本)か、実際に見るといった体験からでした。

 

青春を山に賭けて 』をさりげなく机に置いて置いたり、『釣りバカ日誌』や『shall we dance?』を一緒に見てみたり、「シェア畑 」の見学に一緒に行ってみたり。

 

できれば今夜のおかずになる「釣り」や「野菜(シェア畑)」は妻としてはうれしいですよね。おまけに外出時間も長い・・・!

 

人に何かをやる気にさせるのは、簡単なことではありません。が、40年一緒に過ごしたあなたならできます、プロジェクトだと思って、楽しんで策を練って実行してみてくださいね!

 

まとめ:同じ空間にいる時間を短くする

 

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結局すべて、退職前と違って同じ空間にいる時間が長くなるからこそ出てくる問題です。 

 

自立した人間同士として、適度な距離を保ちながら生活できるのが理想ですね。

 

60歳からの自由時間は、8万時間もあるのです。20歳から働いて60歳まで勤めた総実労働時間よりも多いのです。

 

お互いが好きなことや趣味を持ち、各々尊重し合う。そして穏やかに楽しく暮らしていきたいものです。

お互い一生懸命やってきたし、終わりよければすべてよしですから。

 

 

おしまい

 

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