月がこんなに明るいのに、なんで人間は電気をつけるの? を思い出した日

お風呂の電気のスイッチが壊れて修理をしてもらった。

 

そしたらなぜか家の半分の家電などが使えなくなった。夜の出来事だ。

 

具体的には、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、トイレ。

 

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そもそも、この1週間ほどお風呂の電気がつかなくなってしまったので、電気なしで入っていた。

 

が、別に問題なかった。

 

目が慣れるし、窓はあるし、他の部屋の電気もあるし、東京なので夜でもそんなに暗くない。

 

なのでそんな不便を感じていなかったが、電子レンジはともかく、冷蔵庫、洗濯機、トイレの電気が効かなくなっているのは「どうしようかな」と思った。

 

ちょうどまとめ買いをした日で、お肉もある。冷凍庫の氷も溶けたらめんどくさい。まあ冬だし大丈夫か、と思いつつちょっと気になる。

 

さて次は洗濯。前日めんどうで洗濯しなかった分までたまってるので、洗濯したい。でも手洗いするにしては、気が遠くなる程度の量だ。

 

トイレはそもそも電気使ってるなんて思ってなかった。

 

が、ファーッとトイレに行って便座に座ったらキャッ! となり、その便座のひんやり具合に「知らんうちにお前、温めてくれたのか」と電気の存在に気づく。日常すぎて考えたことがなかった。

 

そして水を流すボタンを押しても、流れない。

 

そうか、これも電気だったか。

 

お風呂の残り湯があったので、バケツで汲んで流すことにした。

 

しかしこんな電気に依存してたのか、とやんわり開眼。

 

 

そういえば一人暮らしのとき暇で「電気ないごっこ」をやっていたことがあった。

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電子レンジは持っていなかった。

トイレはお風呂の残り湯で流し、洗濯は手洗い。冷蔵庫は見て見ぬ振りをした。

 

洗濯を手洗いするようになると、そもそも冬なんて下着やインナーくらいしか毎日洗わなくていいと気づいた。そういえば昔の人は着た切り雀だったしな。

 

夜は電気をつけなくても、目が慣れる。

 

ちなみに暇つぶしでやっていたが、電気がないと、音楽を聴く、夜だと本を読むなどの娯楽もできないわけで、さらに暇になるという本末転倒な事態に陥っていた。

 

 

しかしどうだい、家族持ちになった今。電気におんぶに抱っこだよ。電気使ってるって意識すらなかったかも。

 

ヤワになっちまったもんだよ・・・ ザマァないね・・・

 

そう心の中でつぶやき、さいとうたかおの「サバイバル」と風間トオル「ビンボー魂」で得た「土に埋めて食べ物を保存」をためそうと気持ちがメラメラしてきた。

 

が、見てくれ、この東京砂漠。土がないじゃないか。

そういえば昔、土が必要になって「土を買う」というよく理解できない行動をするはめになったんじゃないか。

 

そうだった、都会はもはや、おいそれと土がある場所じゃないのだ。

 

そして「あ、延長コードがあるじゃん」と一瞬でサバイバイル心のファイヤーが鎮火。冷蔵庫を延長コードでいそいそとつないだ。

 

ここで夫が帰宅。

 

壊れていたスイッチの修理をしてもらったから、お風呂場電気つくようになったよ、他がダメんなったけどね。と報告した。

 

「へー、了解」とお風呂にスッと入っていく夫。

サブザブサブ。

「電気つけないの?」「あ、そうだったそうだった」

 

 

もはや風呂場は暗くても大丈夫なのだ。

 

 

小学生のときに確か「麦畑」(たぶん・・)だとかいう話が国語の教科書に載っていた。

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どんな話か忘れたが、ハリネズミだのの小さめの動物がしゃべる設定だった。挿絵のほかに一つだけ覚えているセリフがある。

 

「人間は、夜どうして電気をつけるの? 月がこんなに明るいのに」

 

とハリネズミが言うのだ。正確な文章は忘れたが、こんな感じの意であった。

 

 

夫が風呂場に入っていき、しばらく気づかないのを見てたらこのハリネズミのセリフを思い出した。

 

 

さて、結局この“一部電気つかない問題”はブレーカーの問題だった。

スイッチを修理しに来た電気屋さんが、一部ブレーカーを落としたままだったのを私が気づかずにいただけの話で、たった3時間ほどの出来事だった。

 

ブレーカーを戻したら、トイレや冷蔵庫から「ブィ〜〜ン」と音が小さく響く。

 

いつもつけてると気づかないが、急に耳障りな音に聞こえる。

こういう電子音って気づいてないけど、耳は聞こえてるわけで。

無意識下でストレスの一部になってそうだなと一瞬頭をよぎるものの、またすぐに慣れた。

 

1ヶ月に1日くらい「電気ない設定」で生活してもいいかもしれない。「水ない設定」は無理だな〜

 

と、ホットカーペットの上で、パソコンを充電しつつ、電気の下で書いている。

 

 

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