50代からの断捨離のすすめ

何日かに分けて、きょうだいで実家の大掃除をしている。

 

我々3人きょうだいはすでに実家を離れており、しかし様々な理由から3人が時間を合わせて実家の大掃除をする必要が出てきた。今やらないといけない、と。

 

掃除というより、断捨離と言った方がしっくりくる。トラックで何回も大きなゴミ処理場へ足を運び、大量のモノ、ゴミを廃棄した。

 

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本当は、実家にいる者がやったほうがいいに決まっている。我々きょうだいにとっても、住んでいる家族にとっても。

 

だけどそうできない理由はたくさんある。

 

みなさんはどうだろう。家を綺麗にしたい、物を減らしたい、断捨離したい、家族が減ったので小規模に暮らしていきたい。

 

けれども、家族や仕事の状況、健康状態、住んでいる人の向き不向き、捨てられない、掃除できない性格、体質。

 

断捨離したくても、色んな理由でできないことがある。

 

f:id:shimakumasan:20180621234015p:plain どんどん出てくるもんです

 

さて最近読んだエッセイで、50代の筆者の親御さんが思うように体が動かなくなり、記憶がおぼつかなくなっていくシーンがあった。

 

ちゃんと家事をしたい思いは強いのに、体がついていかない。忘れちゃダメだからとメモをとっても、そのメモをどこに置いたかを忘れてしまい、探す。

 

困ったことがあれば何かを購入することで解決してきた世代であるため、「困った」があればどんどん物が増えていく。じつはむしろ増えることで大変になっているのに、気がつけないでいる。

 

億劫になることが多くなる。外出をしなくなっていく。そんな場面がある。

 

これを読んで、先日亡くなった80代の祖母を思い出した。

 

物がない時代に育った世代なので、まず物は基本的に捨てない。

 

亡くなった後に祖母の部屋を整理していると、新品のバックやら服やらが大量に出てきた。もったいないから後生大事にとっていたのだろう。いつも着ているものはといえば、昔から着ている服だった。

 

 断捨離すると改めてよくわかるのだが、同じものが何個も何個も出てくる。服以外にも様々なストックがある。ストックのため毎日の動線から外れた場所にあるから、物にどんどん埋もれていく。買ったことを忘れ、そしてまた新しいものを購入する。

 

 

一方で、「家を綺麗にしよう」という気持ちはいつもどこかに抱えていたのだろう。

 

ダスキンの契約している。が、加えて掃除用品がこれでもかというくらいに出てくるのだ。雑巾から、スポンジや洗剤やら専用の掃除薬品。同じ商品が家のあちこちにあった。

 

祖母には片付けたい気持ちがあった。しかしどこから手をつけたらいいかわからないし、その体力や元気がない。

 

 体力・元気がないとあらゆることのやる気はなくなるが、やらなきゃいけないことはある。動物や畑の世話が優先であるし、それで精一杯だ。掃除が後回し、もしくは手が回らなくなるのは当然だろう。

 

山のようにある使わない物や新品の商品は我々を虚しくさせたし、掃除用品は悲しくさせた。

 

 

もし物をここまで大量に溜め込んでなければ、祖母はもっと気持ちよく生きられたはずだ。物が少なければ、掃除する場所も減るし、探す手間もなくなるから。

 

何より「家を綺麗にしなくては」という思いをそこまで抱えなくて済んだはずだ。大量の掃除用品を目の当たりにし、結構な時間「掃除しなきゃいけない」と考えていたのだと思った。

 

「〇〇しなきゃいけない」という思いは、知らず知らずのうちにストレスになる。気付きにくいけど、生活していく上で重荷になるのだ。

 

戦争も経験して、キツイことも辛いこともてんこ盛りで、色んなことがあって。だけど頑張って生きてきた。一生懸命生きていたのだ。

人生の後半くらい少しでも気持ちよく過ごしてほしい。 

 

大げさかもしれないし、それこそ「物を少なくする」なんてささやかなことかもしれない。しかし、毎日生活する家の中だからこそ、片付いていないと徐々にストレスは溜まるものだ。そして毎日生活する空間だからこそ、綺麗であれば心は晴れやかになったりするもんなのだ。

 

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お見苦しいものをお見せしました。ゴミの残像、どうぞ緑で消してください

 

ということで、ぜひ体が思い通りに動き、気力もある50代から断捨離を始めてほしい。家族がいればそんな簡単じゃないかもしれないけれど、気持ちよく過ごすために、フットワークを軽くするために、物にとらわれる時間をもっと人生の楽しみのための時間として使ってほしい。

 

もちろん始めるのは何歳でも構わない。ただ若いうちに取り掛かるに越したことはない。私の親は50代後半〜60代前半の世代であるが、親の周りを見ていると、いつ何が起こるかわからないのを実感する。色々なトラップがありすぎる。

 

もし今、状況が許すのなら、すぐにでも取り掛かってほしい。体が言うことをきかなくなってからでは、できない。家族の形は変わる。人数も変わる。今の生活にはもう必要なくなったものが、家の中にはある。

 

物が少なければ、お金が貯まる。日々が気持ちよくなる。無駄な思考が減る。 

 

今が人生で一番歳を重ねているから忘れがちになるけれど、今が人生で一番若い時でもあるのだ。

 

私は自分の状況が変わってきているので、これから実家の掃除にあまり行けなくなる。もっと早めにやっとけば、と思う一方、思い立った時に実行したので、よかったと思っている。

 

 

自分の中で一番やる気になる1冊。読んでるそばから何か捨てたくなります。

 

記事中に出てくる最近読んだエッセイはコレ。

 

 

おしまい

 

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